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『ザ・ロイヤルファミリー』第1話で描かれた夢の世界!「馬主」って一体何者?を徹底解説

  • 執筆者の写真: POPEYE
    POPEYE
  • 11月5日
  • 読了時間: 4分

更新日:11月17日

はじめに


現在、TBS系列で放送中の日曜劇場『ザ・ロイヤルファミリー』、ご覧になっていますか?

妻夫木聡さん演じる主人公・栗須栄治が、ひょんなことから足を踏み入れた競馬の世界。


第1話では、佐藤浩市さん演じる大物経営者・山王耕造が「日高の馬でG1を獲る」という壮大な夢を追いかける姿が描かれ、その熱量と華やかな世界観に圧倒された方も多いのではないでしょうか。


ドラマを見て、「馬主ってすごい世界だな」「でも、自分にはまったく関係のない夢物語だ」と感じたかもしれません。

しかし、本当にそうでしょうか?


実は、「馬主」になる夢は、あなたが思っているよりもずっと身近にあるのかもしれません。今回は、ドラマ第1話の内容に触れながら、「馬主とは何か?」という基本のキから、そのリアルな世界まで、私たちキングビーホースクラブの視点で徹底的に解説します。


そもそも「馬主」とは?

一言でいうと、馬主とは「競走馬のオーナー」のことです。馬主は、自分の所有する馬をレースに出走させ、その成績に応じて賞金を獲得します。

ドラマに登場する山王会長のような大富豪のイメージが強いかもしれませんが、実は馬主にはいくつかの種類があり、参加形態も様々です。

馬主の種類

特徴

こんな人向け

個人馬主

一人で一頭の馬を所有する。ドラマの山王会長のイメージ。

資産と所得に大きな余裕がある方

法人馬主

会社名義で馬を所有する。

企業として競馬に参加したい場合

組合馬主

3〜10人のグループで共同所有する。

友人や知人と一緒に楽しみたい方

共有馬主

1頭の馬を複数口に分け、その一部を所有する。当クラブの形態。

少額から馬主体験を始めたい方

一口馬主

クラブ法人が所有する馬に、数百口単位で出資する。

さらに手軽に競馬を楽しみたい方

山王会長はまさに「個人馬主」のスケールをさらに大きくした存在ですが、

私たちキングビーホースクラブが採用している「共有馬主」は、もっと気軽に、そして深く馬主体験ができる新しい形なのです。


どうすれば馬主になれるの?

意外と身近な「地方競馬」の馬主


「でも、馬主になるには年収が数千万円必要で、厳しい審査があるんでしょう?」

そのイメージは、主に「中央競馬(JRA)」の個人馬主のものです。


しかし、キングビーホースクラブが主戦場とする「地方競馬」の馬主になるための条件は、それよりもずっと身近です。


例えば、南関東(大井、川崎、船橋、浦和)の共有馬主(組合員)になるための所得要件は、「年収500万円以上」とされています。

もちろん審査はありますが、決して手の届かない夢ではないことがお分かりいただけるかと思います。


ドラマ第1話で描かれた、日高の牧場で夢を追う生産者たち。彼らが丹精込めて育てた馬が、まずは地方競馬でデビューし、そこから中央の大きな舞台を目指していく、というストーリーは現実にも数多く存在します。地方競馬は、まさにそうした夢の始まりの場所なのです。


馬主の「リアル」な喜びと大変さ


ドラマでは、これからロイヤルホープの活躍が描かれていくことでしょう。自分の馬がレースで勝つ喜びは、何物にも代えがたいものです。賞金という実利だけでなく、愛馬がターフを駆け抜ける姿に一喜一憂し、関係者と勝利を分かち合う。これこそが馬主の最大の醍醐味です。


しかし、その裏側には現実的な厳しさもあります。馬は生き物ですから、怪我をするリスクは常にありますし、思うように成績が伸びないことも少なくありません。毎月の預託料(馬の生活費)などの維持費もかかります。


だからこそ、私たちキングビーホースクラブは「収支の完全公開」という透明性にこだわっています。夢を追う上でのリスクも正直にお伝えし、「損してもどれくらい?」という不安を解消した上で、会員様と一緒に夢を見たいと考えているからです。


ドラマで描かれるような華やかな世界だけでなく、こうしたリアルな部分も知っていただくことで、より深く、真剣に馬主という体験を楽しめると信じています。


まとめ:あなたも「チームロイヤル」の一員に


ドラマ『ザ・ロイヤルファミリー』で描かれるのは、壮大な夢を追いかける「チーム」の物語です。

「馬主」は、決して一人で完結するものではありません。生産者、調教師、騎手、厩務員、そしてファン。多くの人々が関わり、一頭の馬を支えています。


キングビーホースクラブの「共有馬主」は、まさにその「チーム」の一員になるための、最もリアルな入り口です。ドラマを観て少しでも心が動いたなら、それはあなたの中に「馬主」としての素質が眠っている証拠かもしれません。


まずは、当クラブの**【募集馬一覧】を眺めて、未来の愛馬候補を探してみませんか?あるいは、【初心者ガイド】**の他の記事を読んで、さらに馬主の世界を深く知ることから始めてみてはいかがでしょうか。

あなたの競馬ライフが、観るだけから「参加する」ものへと変わる、その第一歩を応援しています。

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