地方馬主の費用はいくら?初期費用・維持費からリアルな収支まで公開
- POPEYE

- 11月7日
- 読了時間: 5分
「地方馬主になりたいけど、実際いくらかかるの?」
「馬1頭持つのに、年間でどれくらいの出費を覚悟すればいい?」
地方馬主を目指す上で、誰もが気になるのが「お金」の話。
夢を追うには、まず現実的なコストを正確に把握することが不可欠です。
この記事では、地方馬主にかかる費用を「初期費用」「維持費」「その他費用」の3つに分け、具体的な金額を交えながら徹底的に解説します。
さらに、キングビーホースクラブの共有馬になった場合のリアルな収支シミュレーションも公開。この記事を読めば、地方馬主の費用に関するすべての疑問が解決します。
総額はいくら?費用の全体像
まず結論から言うと、地方馬主になるために必要な費用は、馬の価格や所属させる競馬場によって大きく変動します。一つの目安として、初年度に200万円~500万円、次年度以降は年間180万円~360万円 정도를考えておくと良いでしょう。
費用項目 | 金額(目安) |
初期費用(馬の購入価格) | 1100万円~数千万円 |
維持費(年間の預託料) | 180万円~500万円 |
その他費用(登録料、保険料など) | 10万円~ |
「やっぱり高い…」と感じた方もご安心ください。
これは1頭を個人で所有した場合の金額です。
キングビーホースクラブのような共有馬主クラブなら、
これらの費用を複数人で分担するため、1人あたりの負担は1/10や1/20になります。
それでは、各費用の内訳を詳しく見ていきましょう。
1. 初期費用:馬の購入価格
馬主になるための最初のステップであり、最も金額が大きくなるのが馬の購入費用です。
購入方法別の価格帯
馬の価格は、血統、年齢、性別、トレーニングの進捗など、様々な要因で決まります。
•セリ市: 50万円程度の安価な馬から、
1億円を超える高額馬までピンキリです。
初心者が良質な馬を見極めるのは非常に困難です。
•私的購入(庭先取引): 牧場や調教師と直接交渉して購入します。
100万円~500万円程度がボリュームゾーンです。
•共有馬主クラブ: クラブが選んだ馬に出資します。
1頭あたりの価格は100万円~1,000万円程度が多く、
これを口数で割った金額が1人あたりの出資額になります。
キングビーホースクラブの例
•募集価格: 1頭あたり200万円~400万円
•1口あたりの価格(20口の場合): 10万円~20万円
馬の価格以外にかかる初期費用
•馬主登録免許税: 1万円(登録時のみ) [1]
•保険料: 馬の価格の約3%~5%
•輸送費: 牧場から厩舎までの輸送費用(約5万円~10万円)
2. 維持費:月々の預託料
馬を所有し続ける限り、毎月発生するのが預託料です。
これは、馬の管理を厩舎に委託するための費用で、
人間でいうところの「生活費+トレーニングジム代」のようなものです。
預託料の内訳
•飼料代: 馬の食事代
•厩舎管理費: 寝藁、水道光熱費など
•人件費: 調教師、厩務員などスタッフの給料
•トレーニング代: 調教(トレーニング)にかかる費用
競馬場別の預託料(月額目安)
預託料は、所属させる競馬場によって大きく異なります。
一般的に、賞金水準の高い競馬場ほど預託料も高くなる傾向があります。
競馬場 | 預託料(月額) |
南関東4場(大井、川崎、船橋、浦和) | 約35万円~50万円 |
ホッカイドウ競馬(門別) | 約18万円~25万円 |
その他の地方競馬場 | 約15万円~20万円 |
年間で計算すると、南関東競馬では約400万円-500万円くらいの金額になります。
個人で所有する場合、これが最も大きな負担となります。
キングビーホースクラブの例
•預託料: 月額 約40万円
•1口あたりの負担(20口の場合): 月額 20,000円
3. その他費用:レースごとにかかる費用
預託料の他に、レースに出走するたびにかかる費用や、不定期に発生する費用があります。
•特別登録料: 重賞レースなどに出走する際に必要(数千円~数万円)
•騎手への進上金: レースで得た賞金の5%を騎手に支払う [2]
•調教師・厩務員への進上金: 賞金の10%を調教師、5%を厩務員に支払う [2]
•医療費: ケガや病気の治療費(高額になる場合も)
•輸送費: 他の競馬場へ遠征する際の輸送費
キングビーホースクラブでは、これらの費用もすべてクラブが管理し、
賞金から差し引いた上で分配するため、追加で請求されることは基本的にありません。
リアル収支シミュレーション(共有馬主の場合)
では、実際にキングビーホースクラブで共有馬主になった場合、
どのような収支になるのでしょうか。
200万円の馬を20口で共有した場合のシミュレーションを見てみましょう。
【前提条件】
•馬の価格: 200万円(1口10万円)
•預託料: 月額40万円(1口20,000円)
•1年間の成績: 10戦して2勝、2着2回、3着1回、着外5回
【収入】
•獲得賞金合計: 300万円
•進上金等(賞金の20%): -60万円
•クラブ手数料(賞金の10%): -30万円
•馬主への分配金合計: 210万円
•1口あたりの分配金: 10.5万円
【支出】
•初期費用(馬代): 10万円
•年間維持費(預託料): 20,000円 × 12ヶ月 = 24万円
•1年間の支出合計: 34万円/1口
【収支】
•1年間の収支: 10.5万円(収入) - 34万円(支出) = -23.5万円
このシミュレーションでは初年度は赤字となりましたが、
馬の購入費用は初年度しかかかりません。
2年目以降、同様の成績を収めれば、
年間で-4.5万円の負担で馬主ライフを楽しむことができます。
もし重賞を勝つような活躍をすれば、大きなプラス収支になる可能性も十分にあります。
まとめ:共有馬主ならリスクを抑えて夢が叶う
地方馬主にかかる費用は決して安くはありません。
しかし、共有馬主という選択肢なら、リスクを大幅に抑えながら、
本物の馬主としての感動を味わうことができます。
•初期費用: 1口10万円~
•維持費: 1口あたり月々2万円~
キングビーホースクラブは、業界最安水準の手数料と徹底した情報公開で、
安心して馬主ライフを始められる環境を提供しています。
「自分も馬主になれるかもしれない」
そう感じた方は、ぜひ一度、私たちの募集馬をご覧ください。
あなたの夢を、私たちが全力でサポートします。
参考文献
[1] 地方競馬全国協会. 「馬主登録に関するQ&A」.
https://www.keiba.go.jp/association/owner_faq.html, (参照 2025-11-06).
[2] 地方競馬全国協会. 「賞金等の交付」. https://www.keiba.go.jp/about/qa/qa05.html, (参照 2025-11-06).