【初心者ガイド】馬主になる3つの方法と、夢を叶える「共有制度」を徹底解説!
- POPEYE

- 11月5日
- 読了時間: 4分
「馬主」と一言で言っても、実はいくつかの種類があることをご存知でしょうか?
地方競馬では、馬主になるための登録方法が**「個人」「法人」「組合」の3つに分かれています。さらに、費用を抑えて馬主になるための「共有制度」**という仕組みも存在します。
この記事では、地方競馬の現役クラブ代表である私が、それぞれの違いと、キングビーホースクラブが採用する「共有制度」の魅力を、どこよりも分かりやすく解説します。
地方競馬の馬主、3つの登録方法とは?
地方競馬全国協会(NAR)によると、馬主の登録形態は以下の3種類です [1]。
1.個人馬主:最も一般的で、全体の9割以上を占める。
2.法人馬主:会社として馬主になる形態。
3.組合馬主:複数人で組合を作り、馬主になる形態。
それぞれの特徴を、比較表で見てみましょう。
3種類の馬主 比較表
項目 | 個人馬主 | 法人馬主 | 組合馬主 |
所得要件 | 年間所得500万円以上 | 代表者が500万円以上 | 各組合員が300万円以上 |
資本金/預金 | 不要 | 資本金300万円以上 | 定期預金300万円以上 |
人数 | 1人 | - | 3~10人 |
登記 | 不要 | 必要 | 不要 |
共有制度の利用 | 可能 | 可能 | 不可 |
夢をグッと近づける「共有制度」とは?
ここで最も重要なのが「共有制度」です。これは馬主の登録方法とは別の、馬を所有するための仕組みです。
共有制度とは? 個人または法人馬主が、複数名で1頭の競走馬を共同所有する方法です。共有されるすべての者(個人・法人)が、それぞれ馬主として登録されている必要があります。[1]
ポイント: -> 人数:2人以上20人以下(法人を含む)- 条件:共有するメンバー全員が、個人馬主(所得500万円以上)または法人馬主として登録済みであること。
•組合馬主は利用できない:組合はそれ自体が1つの馬主なので、他の馬主と馬を共有することはできません。
つまり、キングビーホースクラブが採用しているのは、この「共有制度」です。
会員様は、まず年間所得500万円以上の条件をクリアして「個人馬主」として登録します。その上で、クラブが提供する馬を、他の会員様(個人馬主)と一緒に「共有」するのです。
これにより、1頭数千万円もする競走馬の購入費用や、月々数十万円かかる預託料(維持費)を、最大20の個人・法人で分担することができます。一人当たりの負担を劇的に抑えながら、個人馬主として愛馬を応援する喜びを存分に味わえる、非常に合理的な仕組みなのです。
キングビーホースクラブならではの柔軟な「口数制度」
さらに、キングビーホースクラブでは、この共有制度をより利用しやすくするための独自の「口数(くちすう)制度」を設けています。
•1頭を20口に分割:1頭の馬を20口に分け、クラブが1口を保有します。
•残り19口を自由に選択:会員様は、残りの19口の中から、ご自身の予算や希望に応じて、1口から19口まで自由に口数を選んで所有することができます。
例えば、500万円の馬を20口で分けた場合、1口あたりの価格は25万円です。
•「まずは1口から始めてみよう」という方(1口・25万円)
•「この馬には期待しているから、5口所有したい」という方(5口・125万円)
どちらも大歓迎です。ご自身のスタイルに合わせて馬主ライフを楽しめる、この柔軟性がキングビーホースクラブの大きな魅力です。
3つの登録方法を詳しく解説
それでは、改めて3つの登録方法を見ていきましょう。
1. 個人馬主:共有制度への入り口
個人馬主は、地方競馬馬主の9割以上を占める最もポピュラーな方法です。年間所得500万円以上という条件をクリアすれば、あなたも個人馬主として登録できます。
そして、個人馬主になれば、キングビーホースクラブのような共有クラブに参加して、少ない負担で馬主ライフをスタートできます。まさに夢への入り口と言えるでしょう。
2. 法人馬主:会社として競馬事業に参入
法人が馬主になる形態です。節税対策などのメリットがありますが、法人の設立・維持コストや、代表者個人にも所得要件が求められるため、ややハードルは高めです。
3. 組合馬主:仲間と楽しむ、もう一つの共同所有
3人以上10人以下の個人が集まって「組合」として馬主になる方法です。個人馬主よりも所得要件が低い(300万円以上)のが最大のメリットです。
ただし、組合は「共有制度」を利用できません。組合として所有する馬は、その組合のメンバーだけで所有することになります。
まとめ:キングビーホースクラブで夢を叶えよう!
馬主になるための道を整理すると、以下のようになります。
1.年間所得500万円の条件をクリアし、「個人馬主」として登録する。
2.キングビーホースクラブに参加し、「共有制度」を利用して、他の会員と馬を共同所有する。
3.少ない負担で、愛馬がレースを走る興奮と感動を味わう!
これが、キングビーホースクラブが提供する「馬主になる夢」への最短ルートです。
条件はもうクリアできていますか? 私たちと一緒に、その第一歩を踏出してみませんか?
参考文献
[1] 地方競馬全国協会. (n.d.). 馬主申請Q&A. Retrieved from https://www.keiba.go.jp/association/owner_faq.html