【南関東競馬】クラス分け完全ガイド!A1からC3までの仕組みを徹底解説
- POPEYE

- 11月15日
- 読了時間: 3分
「愛馬は今、どのくらいの強さなんだろう?」
「次のレースはどのクラスに出走するんだろう?」
馬主にとって、競走馬の「クラス(格付け)」を理解することは、愛馬の現在地を知り、
今後の成長を予測する上で非常に重要です。
南関東競馬では、馬たちが常に同じくらいの能力を持つ相手と競い合えるように、
独自のクラス分け制度を設けています。
今回は、この南関東競馬のクラス分けの仕組みについて、
初心者の方にも分かりやすく解説します。
南関東競馬のクラス分けとは?
南関東競馬では、競走馬の強さに応じて、A1(えーいち)を最上級クラスとし、
以下 A2, B1, B2, B3, C1, C2, C3 まで、全8段階のクラスに分けられています。
•A1:トップクラス。重賞レースで活躍する馬たちが集う。
•A2
•B1
•B2
•B3
•C1
•C2
•C3:最下級クラス。デビューしたばかりの馬や、まだ勝ち星の少ない馬が所属する。
新馬としてデビューした馬は、まず「未勝利戦」を走り、
そこで勝利するとC3クラスに格付けされます。
そして、レースで着順に応じて与えられる「格付ポイント」を積み重ねることで、C2 → C1 → B3…と、上のクラスに昇級していく仕組みです。
2024年から導入された「格付ポイント制」
以前は獲得賞金額によってクラス分けが行われていましたが、
2024年1月1日より、より公平で分かりやすい「格付ポイント制」が導入されました。
これは、レースの格や着順に応じて設定された「ポイント」を獲得し、
その合計ポイントによってクラスが決まるというものです。
賞金額の高い・低いに関わらず、レースの価値に応じたポイントが付与されるため、
馬の能力をより適正に評価できるようになりました。
格付ポイントの例(特別競走・1着の場合)
クラス | 獲得ポイント |
A1 | 600 pt |
A2 | 500 pt |
B1 | 320 pt |
B2 | 280 pt |
B3 | 240 pt |
C1 | 200 pt |
C2 | 180 pt |
C3 | 140 pt |
このように、上のクラスのレースで勝つほど、より多くのポイントを獲得できます。
馬主としては、愛馬がどれだけポイントを稼いで、次のクラスに上がれるかを見るのが、
大きな楽しみの一つとなります。
クラス昇級の基準
クラスが上がるための基準となるポイントは、馬の年齢と、上半期(1月〜6月)か
下半期(7月〜12月)かによって細かく定められています。
例えば、4歳馬が上半期にB3クラスからB2クラスに昇級するためには、
合計1200ポイント以上を獲得する必要があります。
【参考:4歳馬の上半期格付基準】
クラス | 必要ポイント |
A1 | 3400 pt以上 |
A2 | 2200 pt以上 |
B1 | 1700 pt以上 |
B2 | 1200 pt以上 |
B3 | 800 pt以上 |
C1 | 700 pt以上 |
C2 | 400 pt以上 |
C3 | 80 pt以上 |
愛馬の現在のポイントとこの基準表を見比べながら、「あと何ポイントで昇級できる!」
と計算するのも、競馬の醍醐味です。
まとめ:クラスは愛馬の成長の証
今回は、南関東競馬のクラス分けについて解説しました。
•クラスはA1からC3までの全8段階
•格付ポイントを積み重ねて昇級していく
•クラスが上がることは、愛馬が強くなっている成長の証
馬主にとって、愛馬がC3からC2へ、BクラスからAクラスへと駆け上がっていく姿を見ることは、何物にも代えがたい喜びです。
キングビーホースクラブの馬たちも、
この階段を一段ずつ駆け上がり、いつかはA1の舞台で輝くことを目指しています。
次回は、重賞レースの価値を示す「格付け(GⅠ, JpnⅠなど)」について、
さらに詳しく掘り下げていきます。