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【競馬初心者向け】「初期馴致」って何?1歳馬の調教用語をやさしく解説!

  • 執筆者の写真: POPEYE
    POPEYE
  • 2025年11月21日
  • 読了時間: 3分

「うちのクラブの1歳馬が、いよいよ初期馴致を開始しました!」


このような報告を見て、「初期馴致(しょきじゅんち)って何?」

「ナチ?」「どんなことをするの?」と疑問に思ったことはありませんか?


競走馬がデビューするまでには、様々なステップの調教が行われます。

特に1歳の秋から始まる「初期馴致」は、

馬が競走馬としての一歩を踏み出すための非常に重要な期間です。


今回は、競馬を始めたばかりの方や、これから馬主になることを考えている方に向けて、

1歳馬の調教に関する基本的な用語をわかりやすく解説します!


競走馬になるための第一歩!「初期馴致」とは?


初期馴致(しょきなんち)とは、簡単に言うと「馬を人に慣れさせ、

馬具を装着し、人が騎乗することに慣れさせるまでの一連の基礎訓練」のことです。


「ブレーキング」とも呼ばれます。


生まれたままの馬は、体に触られたり、何かを背負ったりすることに慣れていません。

人を乗せて走る競走馬になるためには、まず人間を信頼し、

指示を受け入れることを学ぶ必要があります。そのための最初のステップが初期馴致です。


初期馴致の主なステップ

馬の性格や成長に合わせて進め方は様々ですが、

一般的には以下のようなステップで進められます。


1.人に慣れる(馴致)


•ブラッシングや裏掘り(蹄の掃除)など、全身を触られることに慣れさせます。

•人間は怖くない、信頼できるパートナーだと教える大切な期間です。


2.馬具に慣れる(装鞍)


•頭絡(とうらく)、鞍(くら)、ハミ(口にくわえる金具)など、競走馬に必要な馬具を装着することに慣れさせます。

•特にハミは、騎手からの指示を伝える重要な道具。馬が嫌がらないように、少しずつ慣らしていきます。


3.騎乗に慣れる(騎乗馴致)


•まずは鞍の上に人がまたがり、体重をかけることに慣れさせます。

•その後、ゆっくりと馬を歩かせ(常歩)、人が乗った状態での動きを教えていきます。


この初期馴致が完了すると、いよいよ本格的な調教(トレーニング)が始まります。


これだけは知っておきたい!基本的な調教用語


初期馴致が終わった馬は、競走馬として必要な体力やスピードを身につけるため、

様々な調教を行います。ここでは代表的なものをいくつかご紹介します。


用語

読み方

説明

ロンジング

ろんじんぐ

調馬索(ちょうばさく)という長いロープを馬につけ、円を描くように運動させる調教方法。騎乗する前の準備運動や、馬のバランス感覚を養うために行われます。

坂路調教

はんろちょうきょう

坂道コースを駆け上がらせる調教。心肺機能や後肢の筋力(キック力)を鍛えるのに非常に効果的で、多くのトレーニングセンターに設置されています。

ゲート練習

げーとれんしゅう

競馬のスタート地点であるゲートに入る、中で待機する、ゲートが開くと同時に走り出す、という一連の動作を練習します。これができないとレースに出走できません。

追い切り

おいきり

レースの数日前に行われる、本番さながらのスピードで走る最終調整。馬の仕上がり具合やコンディションを見極める重要な調教です。

まとめ


今回は、1歳馬の調教に関する基本的な用語について解説しました。


•初期馴致:競走馬になるためのすべての基礎を作る、人間との信頼関係を築く第一歩。

•坂路調教やゲート練習:競走馬として必要な能力を高めるための本格的なトレーニング。


これらの用語を知ることで、愛馬の成長報告がより深く、

楽しく理解できるようになるはずです。


キングビーホースクラブでは、

今後も所有馬の成長の様子を詳しくレポートしていきますので、ぜひご注目ください!

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